”ペインフリー店長”に訊いてみよう!Vol.265

こんにちは。

久喜市鷲宮のスモールジム&整体「身体改善サロン ペインフリー」店長の高橋です。

今日のテーマは「”ペインフリー店長”に訊いてみよう!Vol.265」です。
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毎週土曜日は「お客様からのご質問」にお答えするコーナーです。

【今回のご質問】

「寒い時期の痛みやケガを予防するためにやっておいた方が良いトレーニングはありますか?」


寒さが増してきている中で「身体のかたさ」を感じている方も多いかと思います。

数あるトレーニングの中で優先的に行いたいトレーニングは「ストレッチ(トレーニング)」です。

寒い時期はなかなか柔らかくなりにくいですが、ここだけはさぼることなく継続していきたいところです。

特に寒い時期は、柔らかくなりにくいだけでなく、かたくなりやすいのでなおさらですね。。

「ストレッチ」を優先的に行いたい理由は以下です。

・ストレッチをしなければ筋肉は収縮する一方だから

・筋肉が収縮してかたくなると血行不良になるため

・血行不良の状態が続き、組織がかたい状態になってしまうと、いざ動かしたときに損傷(ケガ)をしやすくなるため

などなどです。

意外と思われるかもしれませんが、筋肉は脳からの指令によって収縮することはできても伸張することはできません。厳密に言うと、収縮した筋肉と拮抗している筋肉は伸ばされますが、収縮した筋肉はそのままです。

なので、日常でよく使う筋肉がどんどん縮まっていき、その人特有の筋肉のアンバランスにより姿勢が形成されていってしまいます。

これを防ぐために「ストレッチ」が必要ということですね。

「正しくストレッチ」を行う上で重要な観点は以下です。

①筋肉の起始と停止を最大限引き離す

②呼吸を止めない

③筋肉が温まっている時に行うとベスト(お風呂上りなど)

筋肉は基本的に「骨」についています。「骨と骨」を結んでいるのが筋肉ということですね。

「骨」と「筋肉」の付着部を「起始」と「停止」と呼ぶのですが、筋肉が縮むことで「起始」と「停止」が近づいて動作が生まれます。

足を曲げるにしてもスマホをいじるにしても、筋肉が縮むことで動いているということですね。

この原理を基に「ストレッチ」について考えると、、

「ストレッチ」=「起始」と「停止」を1mmでも遠くに離すこと

ということができます。

これを理解するためには「機能解剖学」が基本になります。

一般的に良しとされているテレビなどで紹介されたストレッチなどが、この原理に当てはめるとNGになったりしますので注意が必要です。

自身の身体の悩みに有効なストレッチをしたい場合は、機能解剖学を理解している専門家に相談するようにしましょう。

参考になっていれば幸いです。