”ペインフリー店長”に訊いてみよう!Vol.491

こんにちは。

久喜市鷲宮のスモールジム&整体「身体改善サロン ペインフリー」店長の高橋です。

7月4日(土)のテーマは「”ペインフリー店長”に訊いてみよう!Vol.491」です。

毎週土曜日は「お客様からのご質問」にお答えするコーナーです。

【今回のご質問】

「なぜ歳をとると背中が曲がってしまう人がいるのでしょうか?背中が曲がらないためにできることを教えてください。」

「年齢を重ねると背中が曲がるのは仕方ない」と思っている方は多いかもしれません。

しかし、実は背中が曲がる原因は年齢そのものではなく、「骨の弱さ」が大きく関係している場合があります。

特に注意したいのが「骨粗しょう症」と、それによって起こる「脊柱圧迫骨折」です。

私たちの背骨は、小さな骨が積み重なってできています。この骨が加齢や骨粗しょう症によって弱くなると、転倒だけでなく、前かがみになる、重い荷物を持つ、くしゃみをするなど、日常の何気ない動作でも背骨が潰れてしまうことがあります。これを脊柱圧迫骨折といいます。

圧迫骨折では、背骨の前側が潰れてしまうため、骨の形がくさび状になります。この状態が一つだけでなく何度も起こると、背中が少しずつ丸くなり、いわゆる「猫背」や「円背」と呼ばれる姿勢になってしまうのです。

また、一度背中が曲がると姿勢のバランスが崩れ、他の背骨にも負担がかかります。その結果、新たな圧迫骨折を起こしやすくなり、さらに背中が曲がるという悪循環に陥ることも少なくありません。

では、背中が曲がらないためには何をすれば良いのでしょうか。

まず大切なのは、「丈夫な骨を作ること」です。

骨の量は一生同じではなく、20〜30代頃に人生で最も多くなります。この時期を「ピークボーンマス(最大骨量)」と呼びます。この骨の貯金が多いほど、年齢を重ねても骨量に余裕があり、骨粗しょう症になりにくくなります。

一方で、若い頃に十分な骨量を作れなかった場合は、年齢とともに骨量が減ったときに骨折しやすくなってしまいます。そのため、将来の姿勢は若い頃からの生活習慣が大きく影響するといえるでしょう。

もちろん、中高年になってからでもできることはたくさんあります。

適度な運動で骨や筋肉に刺激を与え、たんぱく質・カルシウム・ビタミンDをしっかり摂ることが大切です。また、脚や体幹の筋力を維持することで転倒予防につながり、骨折のリスクを減らすことができます。

特に女性は閉経後に女性ホルモンの影響で骨量が急激に減少しやすいため、定期的に骨密度を測定することもおすすめです。男性も加齢とともに骨量は減少するため、「自分は大丈夫」と思わずに骨の健康を意識しましょう。

「最近身長が縮んだ」「背中が丸くなってきた」「背中や腰が痛む」という場合は、すでに圧迫骨折が起きている可能性もあります。早めに医療機関を受診し、適切な検査を受けることが大切です。

背中が曲がるのは、決して年齢だけが原因ではありません。

骨を丈夫に保ち、筋肉を維持し、転倒を防ぐ生活を続けることが、いつまでも背筋を伸ばして元気に歩き続けるための大切な秘訣です。

参考になっていれば幸いです。