”ペインフリー店長”に訊いてみよう!Vol.473

こんにちは。

 

久喜市鷲宮のスモールジム&整体「身体改善サロン ペインフリー」店長の高橋です。

 

2月21日(土)のテーマは「”ペインフリー店長”に訊いてみよう!Vol.473」です。

 

毎週土曜日は「お客様からのご質問」にお答えするコーナーです。

 

【今回のご質問】

 

「筋肉が付きにくい体質なのですが、たんぱく質の摂取以外に必要な栄養素があれば教えて頂きたいです。」

 

筋肉を増やす目的で考えると「運動」や「食事量」に目が向きがちですが、見落とされやすいのがビタミンB群の存在です。

 

ビタミンB群は一般的に“エネルギー代謝を助ける栄養素”として知られていますが、実はそれだけではありません。

 

タンパク質の代謝や筋肉量の維持、さらには血糖値の安定にも深く関わる、非常に重要な栄養素です。

 

まず注目したいのが、ビタミンB群とタンパク質代謝の関係です。

 

私たちが食事から摂取したタンパク質は、そのまま筋肉になるわけではなく、一度アミノ酸に分解され、再び体内で必要な形に合成されます。

 

この過程をスムーズに進めるために欠かせないのがビタミンB群、とくにビタミンB6です。

 

ビタミンB群が十分に存在することでアミノ酸の代謝が円滑に進み、筋肉の合成や修復が効率よく行われるようになります。

 

結果として筋肉量の増加や維持につながり、筋肉の状態を示す指標のひとつであるCK(クレアチンキナーゼ)の改善が期待できるケースもあります。

 

つまり、ビタミンB群は「筋肉を作る土台」を支える縁の下の力持ちなのです。

 

次に重要なのが、筋肉量と血糖値の関係です。

 

筋肉は体内で最大の“糖の貯蔵庫”としての役割を持っています。

 

食後に血糖値が上昇すると、インスリンの働きによってブドウ糖は筋肉へと取り込まれます。

 

筋肉量が多いほど糖を取り込む受け皿が増えるため、血糖値の急上昇を抑えやすくなり、高血糖の予防につながります。

 

逆に筋肉量が少ないと、糖の行き場が減り、血糖値が不安定になりやすくなってしまいます。

 

では低血糖の場面ではどうでしょうか。

 

筋肉内にはグリコーゲンという形で糖が蓄えられており、運動時にはまずこの筋肉内グリコーゲンが優先的に使われます。

 

そのため血液中の糖が急激に消費されにくく、低血糖を起こしにくくなるのです。

 

筋肉は高血糖だけでなく、低血糖からも身体を守る“緩衝材”のような働きをしています。

 

さらに見逃せないのが、筋肉が「糖を作る材料」になるという点です。

 

空腹時やエネルギー不足のとき、筋肉から放出されたアミノ酸は肝臓へ運ばれ、糖新生という仕組みによって新たな糖が作られます。

 

これは血糖値を一定に保つための重要なバックアップ機構です。

 

筋肉量がしっかりあることで、この材料が確保されやすくなり、血糖の安定に寄与します。

 

このように、ビタミンB群は単なる“疲労回復ビタミン”ではありません。

 

タンパク質の代謝を高めて筋肉を守り、筋肉量の維持・向上を通じて血糖値の安定にも大きく貢献します。

 

筋肉は、血糖を取り込む貯蔵庫であり、低血糖を防ぐエネルギー源であり、さらには糖を生み出す材料の供給源という三つの役割を担っています。

 

血糖コントロールを整えたい方ほど、運動だけに注目するのではなく、ビタミンB群の摂取にも目を向けることが大切です。

 

筋肉を守る栄養環境を整えることが、結果として安定した血糖値と健康的な身体づくりにつながっていくということですね(^^)

 

参考になっていれば幸いです。