こんにちは。
久喜市鷲宮のスモールジム&整体「身体改善サロン ペインフリー」店長の高橋です。
9月20日(土)のテーマは「”ペインフリー店長”に訊いてみよう!Vol.451」です。
毎週土曜日は「お客様からのご質問」にお答えするコーナーです。
【今回のご質問】
「疲れがたまる原因は”乳酸がたまっているから”だと聞いたことがあります。なぜ乳酸がたまると疲れるのでしょうか?」
一昔前まで、「乳酸=疲労物質」とされ「疲れの原因は乳酸がたまるから」とよく言われていましたが、現在の研究では少し違う理解になっています。
乳酸は疲労物質ではなく、むしろ再利用できるエネルギー源です。
運動中にできた乳酸は、心臓では燃料として好んで使われ、肝臓では再び糖に作り替えられ、筋肉でも酸素があればエネルギーとして利用されます。
つまり乳酸はエネルギー代謝後の「ゴミ」ではなく、体内でエネルギーを循環させる「中継物」なのです。
筋肉痛の主な原因は、乳酸ではなく筋繊維の微細な損傷と炎症です。
また乳酸が増えると、下垂体を刺激して成長ホルモンの分泌を促す働きもあると考えられています。
特に短時間・高強度のトレーニングで乳酸がしっかり溜まると、この効果が出やすいとされています。
加圧トレーニングの場合は短時間・低強度で、しっかりと乳酸をためることができますので、成長ホルモンのトリガーとなると言う事ですね。
つまり「乳酸=疲労の元」ではなく、「乳酸=エネルギー源でありホルモン分泌のトリガー」と考えるのが、今の正しい理解です。
参考になっていれば幸いです。
