疲労回復目的でサプリを正しく使うために知っておきたい”タウリン”と”BCAA”

こんにちは。

久喜市鷲宮のスモールジム&整体「身体改善サロン ペインフリー」店長の高橋です。

9月18日(木)のテーマは「疲労回復目的でサプリを正しく使うために知っておきたい”タウリン”と”BCAA”」です。

昨日は「脳の最高の休息」について記しました。

今日は栄養・代謝と疲労回復の関係についてさまざまな角度からまとめていきます。

○タウリン

体内でシステインやメチオニンから合成可能だか、年齢・肝機能・栄養状態によって合成力が低下していくため、栄養ドリンク等の成分として有名です。

しかし、疲労回復効果の直接的なエビデンスは少なく、主な作用としては、、

・胆汁酸と結合し、脂肪の消化吸収を助ける。
・心臓や筋肉の細胞膜を安定化させ、心機能維持に寄与。
・抗酸化作用で活性酸素から細胞を守る。
・血圧調整や肝機能保護の報告あり。

これらにより、疲労の間接的な軽減や体調維持に役立つ可能性があるとされています。

直接的ではなく間接的に疲労軽減に役立つ成分として理解しておきましょう。

○BCAAとトリプトファン

BCAA(バリン・ロイシン・イソロイシン)とトリプトファンは同じ輸送体(LAT1)を利用し脳へ入るため、BCAAを大量に摂取すると、トリプトファンの脳内取り込みが減少する可能性があります。

トリプトファンはセロトニンの材料となるため、取り込み低下はセロトニン合成が減り、気分・睡眠・疲労感に悪影響が出る可能性があるということですね。

これは、プロテインも同様で大量摂取でトリプトファンの脳内取り込みが減少する可能性があるため注意が必要です。

ただし、通常量なら問題なく、炭水化物と一緒に摂るとBCAAが筋肉に取り込まれ、相対的にトリプトファンが脳に入りやすくなります。

タンパク質も基本は適量を食事から、不足分をプロテインやBCAAなどの補助食品(サプリ)で補う姿勢が大事ということですね。