”ペインフリー店長”に訊いてみよう!Vol.442

こんにちは。

久喜市鷲宮のスモールジム&整体「身体改善サロン ペインフリー」店長の高橋です。

7月19日(土)のテーマは「”ペインフリー店長”に訊いてみよう!Vol.442」です。

毎週土曜日は「お客様からのご質問」にお答えするコーナーです。

【今回のご質問】

「痩せたいというよりは、体重はそのままで良いので体脂肪率を減らしたいです。体脂肪を減らすにはどうしたら良いでしょうか?」

減量というよりは調整をしたいという方は意外と多いと思います。

体重は減ったのに筋肉も落ちてしまったとなると残念な身体になってしまいますので、上手く体脂肪を減らして筋肉は残していきたいですよね。

ただ、残念ながら筋肉を全く落とさずに脂肪だけを落とすことは難しいです。

あくまで筋肉が落ちる割合を最小限にしながら体脂肪をメインに落とすという理解で丁度良いと思います。

体に蓄えられた脂肪(=中性脂肪)は、エネルギーが必要になったとき、まず「脂肪酸」と「グリセロール」に分解されます。

これは主に、運動したり、空腹時などに交感神経が刺激されたときに起こります。カフェインなどもこのスイッチを入れる手助けをします。

分解された「脂肪酸」は、血液に乗って身体のあちこちに運ばれます。
このとき、脂肪酸は“アルブミン”というタンパク質と結びついて移動します。

運ばれた脂肪酸は、筋肉などの細胞に取り込まれたあと、細胞の中にある「ミトコンドリア」という“エネルギー工場”に入っていきます。

ミトコンドリアに入るときには、「カルニチン」という成分が必要で、これが“脂肪酸のシャトル”のような役割を果たします。

ミトコンドリアに入った脂肪酸は「β酸化」という工程で細かく分解されて、「アセチルCoA」という物質になります。

この段階ですでにエネルギーの材料になっています。

そして最後に、「アセチルCoA」はミトコンドリア内の「クエン酸回路」や「電子伝達系」という仕組みで使われ、最終的にATP(=体を動かすエネルギー)が生み出されます。

このときに「コエンザイムQ10」や「鉄」「ビタミンB群」などが補助的に活躍します。

まとめますと、、

1.脂肪が分解されて脂肪酸になる(カフェインなどが助ける)
2.脂肪酸が血液で運ばれ、細胞に入る
3.カルニチンの力でミトコンドリアに入る
4.脂肪酸が分解されてエネルギーの材料になる
5.最終的にATPというエネルギーに変わって、体を動かす力になる

という流れで体脂肪はエネルギーとして燃焼していきます。

なので、この流れを滞りなく円滑に進めることが重要でそのために「カフェイン」や「カルニチン」「コエンザイムQ10」や「鉄」「ビタミンB群」などをサポート的に摂取出来ると良いということですね。

運動に関しては筋力トレーニングをメインに朝一での有酸素運動、栄養に関してはローファットもしくはローカーボの食事で消費カロリー以下の摂取カロリーにしつつ上記のサポート的な役割をする栄養素をとり、休養に関しては質の高い睡眠を毎日取ることが基本です。

参考になっていれば幸いです。