こんにちは。
久喜市鷲宮のスモールジム&整体「身体改善サロン ペインフリー」店長の高橋です。
6月7日(土)のテーマは「”ペインフリー店長”に訊いてみよう!Vol.436」です。
毎週土曜日は「お客様からのご質問」にお答えするコーナーです。
【今回のご質問】
「現代は飽食の時代だから生活習慣病が蔓延していると言われました。どのように考えて対処していけば良いでしょうか?」
日本は豊かですので、飽食=食べ物に困る事がほぼない状態ですね。
これに対してどう対処するかは、
「日本人が食べてきたもの=日本食の歴史」
を見ていくことで見えてくると思います。
ということで「日本食の歴史」を簡易的にまとめると以下です。
・縄文時代
→狩猟、漁猟、食物採集が主流の生活
→クルミ、クリ、トチ、ドングリなどの堅果類
→シカ、イノシシ、魚など
・弥生時代
→稲作が伝来し、農耕生活が始まる
→米、粟、稗、小豆など
・奈良時代
→貴族階級は米、庶民は粟や稗を主食とする
→貴族は肉を食べなくなり、乳製品の一種である蘇(そ)で補われるようになる
・平安時代
→牛乳などの乳製品が多く普及し始める
→貴族の間では肉食禁止の文化(仏教)が継続されていたが、庶民は肉を食べていた
→食品をいかにきれいに盛合わせるかという美の工夫がされるようになる
・鎌倉時代、室町時代
→肉を食すことが禁忌ではなくなり始める
・安土桃山時代
→スイカ、かぼちゃ、玉ねぎ、唐辛子、じゃがいも、トマト、ほうれん草、バナナなどが外来してくる
→天ぷらなどの油で揚げる調理法や砂糖を使った菓子(カステラなど)も外来する
・江戸時代
→農業と漁業が大きく発展する
→塩、味噌、酢に加え、醤油が使われ始める
→砂糖、かつお節、昆布なども流通し始める
・明治時代
→上流階級の間で洋食が普及し始める
→牛肉食が流行し「すきやき」が誕生する
→庶民は和食がほとんどの生活をしていた
・大正時代、昭和時代
→洋食が庶民の間にも普及し始める
「クルミやドングリ、シカやイノシシ、魚」、「米食」、「乳製品(肉食の禁止)」、「肉食の再開」、「砂糖」、「洋食」などがキーワードになると思います。
上流階級と庶民での食の違いから「美味しいものを食べる」というのがある種の原動力になっていたように感じます。
しかし、現代ではある程度美味しいものが誰でもコンビニなどで簡単に手に入ります。
なので、そこは欲望に任せて選ぶのではなくしっかりと考えて選ぶべきで、それができるかどうかで健康に対する差がつく時代ということですね。
ある程度の知識を持って、自分の頭で考える力を身につけたいですね。
参考になっていれば幸いです。
