”ペインフリー店長”に訊いてみよう!Vol.378

こんにちは。

久喜市鷲宮のスモールジム&整体「身体改善サロン ペインフリー」店長の高橋です。
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4月27日(土)のテーマは「”ペインフリー店長”に訊いてみよう!Vol.378」です。

毎週土曜日は「お客様からのご質問」にお答えするコーナーです。

【今回のご質問】

「コーヒーが好きなのですが、1日にどれくらい飲んだら良いかわかりません。あまり飲みすぎると身体に良くないと思うのですが、適切な量はどれくらいなのでしょうか?」

コーヒーは私も好きなので、気持ちがよ〜くわかります(^^)

コーヒーの健康効果を生み出す要素は大きく「クロロゲン酸」と「カフェイン」です。

このうち「カフェイン」にはメリットをあればデメリットもあり、デメリットの中で一番気になるのが、、

「脳が疲労する可能性がある」

という点です。

メカニズムは以下です。

①カフェインが脳に達して、疲労物質(アデノシン)の働きをブロックしてくれる

②脳が元気になる(疲労回復)

③脳が少しずつ疲労センサーを増やしていく

④カフェインによる疲労物質の働きをブロックする効果が薄れてくる(カフェインの効きが悪くなる)

⑤脳の疲労センサーが増えてしまっているため、疲労物質の効き目が強くなってしまう

⑥脳疲労が強まる

という感じです。

②までは脳疲労を回復させてくれる方向に働くのですが、③以降は反対の方向へ作用してしまいます。

ここがカフェインの摂りすぎかどうかの分岐点ですね。

カフェインを摂りすぎてしまうと、それに対抗して脳が疲労センサーを増やしてしまうので、それが起こらない範囲でカフェインの量を調整する必要があります。

そこの目安は以下の「カフェイン感受性」です。

「カフェインの感受性目安」が以下です。

・高カフェイン感受性 : 一日100mg以下

・中カフェイン感受性 : 一日200~400mg

・低カフェイン感受性 : 一日500mg以上

カフェイン感受性が高い方ほど1日のコーヒーの量を少なくする必要があります。

カフェイン感受性を知るためには、、

→現在の1日におけるカフェイン摂取量を把握する
→7~12日間「カフェイン断ち」を行う
→ 頭痛、不安感や心拍数の増加、不眠などが起こった場合、カフェインの摂取量を減らした方が良いという判断になる

という感じで確認するのが有効です。

カフェイン断ちによって脳の疲労センサーをリセットしてから、一日に摂取するカフェインの量を上記を目安に調整していくという流れですね。

自分はもともとカフェインの感受性が高めなので、「一日2〜3杯」と決めているのですが、たまに飲みすぎてしまうこともあるので、一度「カフェイン断ち」して確かめてみようと思います。

「コーヒー」の健康効果は多いので、それを享受しつつ、うまく「脳の疲労」というデメリットを回避していきたいですね(^^)

参考になっていれば幸いです。