”加圧トレーニング”で”成長ホルモン”が分泌される仕組みは〇〇!?

こんにちは。

久喜市鷲宮のスモールジム&整体「身体改善サロン ペインフリー」店長の高橋です。
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今日のテーマは「”加圧トレーニング”で”成長ホルモン”が分泌される仕組みは〇〇!?」です。

先日は羽生結弦選手が加圧トレーニングの有効性をご自身のインタビューで語っていたことを受けて、改めてその有効性について復習していきました。

・加圧トレーニングの二つの効果は①成長ホルモンの分泌促進、②毛細血管の拡張(ゴースト血管の拡張)

・低負荷のトレーニングで成長ホルモンの分泌を促すことが出来るのが大きな特徴

といったところまで記しました。

今日はその続きです。

「高負荷トレーニング時」に成長ホルモンが分泌される仕組みには「乳酸」が大きく関わっています。

高負荷トレーニングによって血中の乳酸濃度が高まると、それに脳が反応して「成長ホルモン」を分泌するという流れですね。

血中の乳酸濃度が高まることで「こんなに乳酸が出ているのならたくさん成長ホルモンを出して細胞を修復せねば!」と脳が反応するということです。

しかし、先日も記した通り「高負荷のトレーニング」は多くの方ができるものではありません。

「高負荷トレーニング」→「血中の乳酸濃度の上昇」→「成長ホルモンの分泌」

の流れで成長ホルモンを多分泌させるのは容易ではないと言うことです。

しかし、「加圧トレーニング」の場合は話が変わってきます。

加圧トレーニングは「腕の付け根」もしくは「脚の付け根」を適切な圧で加圧して行うトレーニングです。

専用にベルトを使って行うのですが、適切な圧で加圧することによって主に「静脈」を圧迫することができます。

これは身体の構造上、深部に「動脈」が多く存在し、浅部に「静脈」が多く存在することから説明がつきます。

これによって、心臓から送られてくる血液は「動脈」を通って加圧した先(腕の先、脚の先)に送られますが、そこでエネルギーを発生した後の乳酸を含む血液は「静脈」を通って心臓に戻らずにたまっていきます。

こうして少量ではあるものの乳酸が発生した血液がたまる(プーリング)ことによって、脳が「乳酸たまってるやん!」と勘違いして「成長ホルモン」を多く分泌させるということですね。

「低負荷トレーニング」にも関わらず、「乳酸」を分泌させてプーリングすることで、うまく悩をだまして「成長ホルモン」を多分泌させることができる、というのが「加圧トレーニング」の大きな特徴です。

だから、続けられるし、頻度も多く実施することでより多くの成長ホルモンを分泌出来るという事です。