こんにちは。
久喜市鷲宮のスモールジム&整体「身体改善サロン ペインフリー」店長の高橋です。
9月28日(日)のテーマは「”正しさ“より”伝え方”で人は動く」です。
※日曜日はプライベートな内容です
涼しくなって、カラッとした気持ちの良い天気に心と共に体も軽く感じますね(^^)
食欲も旺盛になってきているので、体も対応してきている証拠ですね笑
最大限に楽しんでいきたいところです。
さて、そんな今日は日曜日なのでプライベートな内容を少しばかり。。
「正しいことを言っているんだから従うべきだ」
そんな言葉を耳にしたり、そういう態度の人に会ったことはありませんか?
正論は本来、人を導いたり状況を改善したりするための大切な道しるべです。
しかし、それを「相手を従わせるための武器」として振り回してしまうと、正しさは容易に「言葉の暴力」に変わってしまいます。
正論を口にする人は、多くの場合「自分は正しいことを言っている」という自信を持っています。
その自信自体は悪いものではありません。
けれども、そこに「だから君も黙って従え」というニュアンスが混じると、一気に攻撃性を帯びます。
それはまるで、正論という刀を振り回しながら「ほら、これに逆らうな」と迫るようなもの。
相手にとっては、反論の余地を与えられず、一方的に従わされる苦しさを感じるのです。
この構造はハラスメントとよく似ています。
ハラスメントとは「言った側の意図」ではなく、「受け取った側がどう感じるか」で決まる部分が大きいです。
正論の押しつけも同じで、いくら善意から出た言葉であっても、相手が圧力や威圧を感じれば、それは立派な暴力になり得ます。
「相手のためを思って言っている」という気持ちがあっても、それが届かず、むしろ心を傷つけてしまうことは珍しくありません。
では、どうすれば正論が暴力にならず、相手に届くのでしょうか。
大切なのは「伝え方」と「関係性」です。
•相手の状況を理解すること
正しさよりも先に、相手がどんな立場で、どんな状況で、どんな気持ちでいるかを理解しようとする。
•押しつけず、選択肢を提示すること
「こうすべきだ」ではなく、「こういう考え方もあるよ」と伝えることで、相手に主体性を残せます。
•タイミングを見極めること
正しいことでも、相手が落ち込んでいる時や疲れている時に投げかければ、ただの追い打ちになってしまいます。
人は「正しさ」だけでは動きません。
むしろ「理解してもらえた」「共感してもらえた」と感じた時にこそ、自然と正論を受け入れられる心の余裕が生まれます。
つまり、正論は一方的に振りかざすものではなく、相手と関係性を深めるために「そっと差し出す」もの。
刀ではなく、支えとなる杖のように扱えた時、初めてその価値を発揮するのではないでしょうか。
「正しいことを言う」のは簡単です。
でも「正しいことを、相手が受け取れる形で伝える」ことこそ、本当に難しいコミュニケーションの技術。
自分自身も正論を口にしそうになった時、その言葉が刀になるのか杖になるのか、ほんの少し立ち止まって考えてみようと思います。
